韓国が数人の天才ばかりに頼ってきた間、日本はシステムで選手を育成していた サッカーW杯北中米大会

W杯で明らかになったレベルの違い

 森保一監督が約10年にわたり日本代表チームを率いているのも、戦術的な一貫性を保つためだ。森保監督は2017年にU-23(23歳以下)代表チームを指揮し、翌年には日本代表の指揮を執ることになった。ユース代表として活躍していた選手が突然、日本代表チームに選ばれたとしても、チームの戦術を習得し、チームに溶け込むことに何の問題もない。 長期間にわたり同じ指導体制でやってきたおかげで、今回のW杯で三笘薫や遠藤航のような主力選手が負傷しても戦力の損失は目につかない。

 一方、韓国のサッカーには長期的なビジョンがなく、目先の成果ばかりを追っているのが現実だ。システムの中で選手やチームが成長するのではなく、数人しかいない特定の個人の能力に依存している。世界最高リーグのイングランド・プレミアリーグ(EPL)得点王ソン・フンミンのようなスーパースターはいるが、チームは強くならない。サッカー関係者の間からは「韓国はときどき、天から天才を授かるが、日本は直接人材を育てている」と言われるのもこのためだ。

 韓国は代表チームの監督が毎回変わり、変わるたびに雑音が発生する。W杯カタール大会の時、パウロ・ベント監督が「ビルドアップ・サッカー」を定着させるかと思われたが、「ドイツの元スター」や「2002年韓日共催W杯の英雄」という看板を見てユルゲン・クリンスマン監督と洪明甫(ホン・ミョンボ)監督を次々と任命した。誰が監督になるかによって、細部の戦術はもちろん、代表チームが目指す方向性も揺れる。ベント時代から維持してきたフォーバック戦術をW杯開幕1年前にスリーバックに変え、選手たちを混乱させた。もちろん、監督なのだからフォーメーションを変更することもあり得るだろう。だが問題は、戦術的な方向性があいまいなため、選手たちさえも納得しがたい状況にあることだ。

 2024年、大韓サッカー協会は「Japan’s Way」をベンチマークした「メイド・イン・コリア」プロジェクトを発表した。韓国もユースからA代表チームまで一貫したサッカー哲学を徹底させようという趣旨だった。しかし、その後もW杯出場やグループリーグ通過といった「短期目標」に執着する姿勢は変わらなかった。アマチュア・サッカー界も依然として大学入試やプロ入りのため、目先の成績ばかり追っている。

 韓国と日本は選手層やリーグ、スタジアムなどのインフラだけでなく、サッカーに対する関心度や態度にも違いがある。韓国代表チームのキャプテンを務めた奇誠庸(キ・ソンヨン)=浦項スティーラース=は「日本の選手たちはサッカー界が発展する可能性があるならば自分を犠牲にできるという姿勢がある」「もっとはるかにサッカーに真剣だ」と語った。

グアダラハラ(メキシコ)=キム・ヨンジュン記者 カン・ウリャン記者

【表】韓国13人・日本62人 欧州リーグ所属選手数比較 

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