米国のネイサン・チェン(22)が2021-22国際スケート連盟(ISU)フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第2戦(スケートカナダ)で男子優勝を果たした。チェンは31日(韓国時間)、カナダのバンクーバーで閉幕したGPシリーズ第2戦のショートプログラム(SP)とフリースケートで合計307.18点を出した。2位ジェイソン・ブラウン(259.55点)=米国=に50点近く差を付けた。
【写真】記..
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米国のネイサン・チェン(22)が2021-22国際スケート連盟(ISU)フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第2戦(スケートカナダ)で男子優勝を果たした。チェンは31日(韓国時間)、カナダのバンクーバーで閉幕したGPシリーズ第2戦のショートプログラム(SP)とフリースケートで合計307.18点を出した。2位ジェイソン・ブラウン(259.55点)=米国=に50点近く差を付けた。
【写真】記念撮影する車俊煥×羽生×ブラウン(2020年2月)
チェンは先週末開催されたGPシリーズ第1戦(スケートアメリカ)では269.37点にとどまり、ヴィンセント・ジョウ(295.56点)=米国=と宇野昌磨(270.68点)=日本=に遅れを取って3位だったが、第2戦では本来の実力を発揮した。4回転ジャンプが強みのチェンは現在、世界最高点(335.30点)記録の保有者だ。来年の北京冬季五輪では日本の羽生結弦(26)と再び激突する見通しだ。
羽生は五輪金メダル2個、世界選手権金メダル2個、GPファイナル金メダル4個などを獲得してきた過去最高の男子選手だ。2018年の平昌冬季五輪では、恐ろしいほどの勢いで浮上してきた新鋭・チェンに圧倒されたかのように見えたが、貫禄でトップの座を守った。
この時、五輪デビューを果たしたチェンはSPでミスを連発して17位になった。フリーでは1位になって闘志を見せたが、合計点数では5位にとどまった。チェンはその後4年間、実力を磨いてきた。平昌冬季五輪後に開催された2回の世界選手権でいずれも1位になり、2位と3位だった羽生を上回った。
羽生はGP第4戦(11月12-14日、東京、NHK杯)、第6戦(11月26-28日、ソチ、ロシア杯)に出場する。まだ誰も披露できていない4回転アクセル(4回転半)ジャンプを見せるという覚悟を固めている。これまで芸術性でライバルたちを上回ってきた羽生が、超高難度の4回転アクセルまで成功すれば、五輪3大会連覇にまた近づく。
フリースタイルスキー男子モーグルのミカエル・キングズベリー(29)=カナダ=は北京冬季五輪を輝かせるもう1人のスター選手だ。キングズベリーは今年3月にカザフスタンで行われた世界選手権で2冠(シングルとデュアル)に輝いた。2019年ユタ大会に続き、世界選手権2大会連続2冠という初めての記録を樹立した。五輪ではシングルだけが行われる。平昌冬季五輪金メダリストであるキングズベリーは、北京でも表彰台の一番上に立つ可能性が最も高いと見られている。
韓国の「アイアンマン」ユン・ソンビン(27)はスケルトン2連覇に挑む。ユン・ソンビンは今年1月のワールドカップ第6戦で銅メダル、第7戦では銀メダルを手にした。2月の世界選手権では17位という残念な結果に終わったが、先日、北京冬季五輪競技場の国家スライドセンターで公式練習をするなど、徐々に体調を上げている。「2回目の五輪はできるだけ後悔せずに楽しむことが目標」というユン・ソンビンは今回も「アイアンマン・ヘルメット」を使うとのことだ。
クロスカントリースキーとスキージャンプを一緒に行うノルディックスキー複合では、ヤール・マグヌス・リーベル(24)=ノルウェー=が金メダル候補と言われている。リーベルは2019年と2021年の世界選手権ノルディック複合個人・団体戦2冠王だ。今年バイアスロン世界選手権4冠に輝いたストラ・ホルム・ラグレッド(24)も北京冬季五輪金メダル有望株だ。ノルディックスキー最強国のノルウェーは平昌(金メダル14個・銀メダル14個・銅メダル11個)に続き、北京大会でも総合優勝を狙う。
イ・ヨンビン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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