皇居のすぐ前に35階建て大型商業施設「東京ミッドタウン日比谷」誕生

都心再生で一日10万人

 新しくなっているのは建物だけではない。建物内の「話題の種」も続々と新しくなっている。同地域の土地の30%を保有する不動産開発・管理会社、三菱地所は3日、警備・案内・清掃業務に「人工知能(AI)ロボット」を初めて投入した。観光客の急増に伴い、これまで人間がしていたことのかなりの部分をロボットに任せようというアイデアで、これらのロボットの1つ1つが人々の目を引く。

 5日午前、同地域を代表する複合施設の1つ「新丸の内ビルディング(新丸ビル)」では、背が低く丸みを帯びた白いロボットがオフィス・スペースとショッピング・スペースの間に立って警備・パトロール・案内業務をしていた。ハリウッド映画『スター・ウォーズ』に出てくるロボット「R2-D2」そっくりだ。胸のモニターに指を当てると、「私の名前は『リボーグ・エックス』。身長145センチ、体重145キロ」とあいさつし、建物内部のグルメスポットやトイレの位置、近くの地下鉄駅への道案内を音声とモニターで説明してくれた。案内を終えると「ウーン」という音と共にパトロールに出た。「私は自動で空間を認識して動きますので、お客様がスーツケースを置いていても避けて通れます」と自慢することも忘れなかった。

 三菱地所関係者は「今月末には人の顔を見分ける小型ロボットを警備・案内用に配置し、掃除もロボットにさせます」と、おもちゃのように小さなロボットの写真を数枚送ってくれた。同じころ、建物の外では人間の観光ガイドが電動二輪車「セグウェイ」に乗って当たりを見回り、観光客が「近くでどこかおいしい店はありますか?」と聞くと、搭載されているタブレットPCを使って案内していた。

東京=金秀恵(キム・スへ)特派員
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