衣食・メイク…「韓国をまねしたい」という日本の若者たち

【特集】日本大衆文化開放20年

■東京のど真ん中で「韓流ブーム」

 20年前に日本の大衆文化に門戸を開いた結果、玄海灘を渡ったのは、日本の大衆文化よりも韓国の大衆文化コンテンツの方だった。韓流の「のろし」はこの時、上がったという見方もある。韓国コンテンツ振興院の黄仙恵(ファン・ソンヘ)日本ビジネスセンター長は「2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)大会韓日共催前、日本のメディアがW杯ムードを盛り上げ、NHKがドラマ『冬のソナタ』を放送したことで韓流ブームが始まった」と話す。

 日本のメディアは、韓流ブームを3つの段階に分けて考えている。第1次ブームはヨン様(ペ・ヨンジュン)をはじめとする「韓国ドラマブーム」で、第2次ブームは2011年の少女時代・KARA・東方神起など「K-POPアイドルブーム」だ。しかし、12年8月に李明博(イ・ミョンバク)大統領が独島に上陸して以降、日本のテレビ局からは韓国ドラマやK-POPアイドルがほとんど見られなくなった。そして今は「第3次韓流ブーム」と呼ばれている。ソーシャル・メディアを通じて10-20代を中心に、15年から広がり始めた。動画投稿・共有サイト「ユーチューブ」を通じて日本でファン層を広げた女性アイドルグループTWICEはテレビ出演も果たした。昨年に引き続き今年も1年を締めくくるNHKの音楽番組『紅白歌合戦』に出演する。

【図】韓国コスメの国別輸出額

東京=チェ・ウンギョン特派員
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  • ▲東京・新大久保で、防弾少年団(BTS)関連グッズ=写真左=やEXO・TWICEといった韓国アイドルの写真を売っている店=同右=。「元祖コリアンタウン」と呼ばれていたこの一帯は、このところ韓国の「チーズホットドッグ」を手に写真を撮ったり、韓国アイドルのダンスをしたりする10代の街に変わりつつある。写真=チェ・ウンギョン東京特派員
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