「世界を変えるスタートアップ」…韓国系の20代事業家が米で突風

■「政治より技術の方が世界をスピーディーに変える」

 ティム・ファンは、1986年に移民として米国に渡った韓国人夫妻のもとに生まれた韓国系2世だ。1992年に米ミシガン州で生まれた。高校生だった16歳のときに、米大統領選の民主党候補となったバラク・オバマ前米大統領の選挙陣営で働いた。翌年にはメリーランド州モンゴメリ郡の学生教育委員に投票で選出されるなど、学生時代には「政治の有望株」だった。プリンストン大に進学し、政治学とコンピューター工学を専攻した。21歳のときに大学の仲間2人と共に創業。ティム・ファンは「政治と技術の交差点で創業を決心した」として「創業するためにシリコンバレーに渡ったばかりの頃は、とにかくお金がなくてモーテルに泊まりながら仕事した」と話した。

 ファン代表の目標は大きい。ファン代表は「現在の60か国・地域を超え、全世界200以上の国・地域の全ての法と規定を網羅したデジタルプラットフォームを構築することが目標」だとして「人類初の成文法である『ハムラビ法典』の次のバージョンを作りたい」と話した。

シリコンバレー=パク・スンチャン特派員
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  • ▲人工知能(AI)を政治に適用し、特定の法案の通過確率、上下院議員の性向を基に賛成・反対まで予測するサービスを開発した、フィスカルノートの創業者でCEOのティム・ファン(27、右)。左は法案関連の各種データを分析して表示するフィスカルノートのサービス画面。/ブルームバーグ、フィスカルノート

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