光州教育監「10月26日はタンタン節…伊藤博文・朴正煕狙撃」

 張輝国教育監は本紙の電話取材に、「私自身が書いた文で間違いない」と認めた。そして、「10月26日はさまざまな歴史的出来事が起こった重要な日なので、そうした意味は結構だと思い、(タンタン節という単語を)書いたものだ。しかし、周囲の人々から『単語や内容が適切でない』という意見があったので夕方になって削除した」と説明した。

 また、朴正煕元大統領を「高木正雄」と呼んだことについては、「元大統領だが、正式な名前を書けば別の問題が出るかもしれないと思った。親日だったという方の主張や話を聞くと、朴正熙氏は日帝時代に満州軍の軍官をしていたので、その(日本式の)名前を使った方がいいだろうと思った」と述べた。

 教育界とその周辺では、「教育監は左派のネット用語を利用して政治的偏向性をあらわにした」と批判の声が上がっている。韓国教員団体総連合会(韓国教総)関係者は「政治的に中立の立場を守らなければならない教育監が偏向的な認識を露骨に表したのは大きな問題だ。選出職である教育監の理念偏向性がますます深刻になっている」と述べた。

 政界からも批判が相次いだ。最大野党・自由韓国党のチャン・ヌンイン常勤副報道官は同日、「光州教育監は朴正煕元大統領逝去の日を『タンタン節』と呼び、安重根義士と金載圭を同一視している。ひどく歪曲(わいきょく)された歴史認識を赤裸々に示すものだ」と言った。野党・正しい未来党の河泰慶(ハ・テギョン)議員も同日、ソーシャル・メディアに「(極右系ネット・コミュニティーの)イルベでは、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が死去した日のことを、投信自殺したからという理由で『重力節』と呼ぶが、朴正煕元大統領が逝去した日のことを『タンタン節』と呼ぶのも左派のイルベのような行動だ。張輝国教育監には教育者の資格がない」と批判した。

イ・セミ記者
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