親与党のブローカー「尹錫悦をぶち壊そう」…9日後にMBCが「検察・メディア癒着」報道

 東亜日報系のテレビ局「チャンネルA」の司法担当記者が検察と癒着し、盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団の柳時敏(ユ・シミン)理事長による不正疑惑について、「情報提供に応じなければ、検察から徹底捜査を受けることになる」などと取材先を脅迫をしていたとするMBC(文化放送)の連日の報道が波紋を呼ぶ中、MBCに情報提供を行った人物は現政権の熱狂的支持者のC氏(55)であることが3日までに判明した。

 C氏は横領、詐欺などで服役した経歴があり、かつて検察の捜査に協力した経験に基づき、検察の内部事情を知る金融専門家として振る舞い、与党寄りのメディアに出演し、現政権を積極的に擁護した。法曹界関係者は「情報提供の純粋性が疑われる」と指摘した。

 自らを「情報提供者X」と称するC氏は、インターネットメディア「ニュース打破」に尹錫悦(ユン・ソギョル)検察総長をはじめ検察関係者に関する情報提供を行い、左派系論客、金於俊(キム・オジュン)氏のラジオ番組に出演では、チョ・グク元法務部長官の妻、チョン・ギョンシム氏を擁護した。

 MBCは3月31日、チャンネルAの司法担当記者と「尹検察総長の最側近」の検事長との癒着疑惑も報じたが、情報提供者はC氏だった。C氏は詐欺事件で収監中のイ・チョル元バリュー・インベストメント代表の代理人として、チャンネルAの司法担当記者と会っていた。C氏はチャンネルA記者と検事長の通話内容を聴かせ、自分が知っている「尹検察総長の最側近」の検事長の声だと判断したとMBCに告げた。

パク・グクヒ記者
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