親与党のブローカー「尹錫悦をぶち壊そう」…9日後にMBCが「検察・メディア癒着」報道

■「情報提供者X」として振る舞いチョ・グク氏ら政権擁護

 C氏は2月16日にフェイスブックに「犬検察総長、尹錫悦、きょう悪夢を見たら俺のせいだと思え」と書き込んだ。その翌日、インターネットメディア「ニュース打破」は尹総長の妻の株価操作関与疑惑を報じた。報道後、C氏はさらに「見たか。私の言った通りだろう。尹錫悦は昨日悪夢を見るだろうって」と書いた。この一件でもニュース打破への情報提供者がC氏だった可能性が高いとみられる。

 ニュース打破は「拘置所に収監されている囚人として、長期間検察の捜査に関与したと主張する『情報提供者X』が訪ねてきた」「情報提供者Xは金融犯罪捜査の司令塔であるソウル南部地検で検察の恥部を目撃した」などと報じた。ニュース打破は証言を土台に検察内部の問題を批判する「罪囚と検事」と題するシリーズ報道を昨年8月から2カ月間続けた。

 C氏はチョ・グク元法務部長官の問題がピークを迎えていた昨年10月、ラジオ番組「金於俊のニュース工場」に出演し、検察の捜査を批判するとともに、「(尹総長の妻の)チョン・ギョンシム教授が投資した企業の犯罪行為を解明しようとして、チョン教授に波及するというなら分かるが、これは逆にチョン教授をターゲットにして始まったものであり、正常ではない」と主張した。当時金於俊氏はC氏を「過去20年間、M&A市場で活動した専門家」と持ち上げた。C氏は3月26日、チョン・ギョンシム氏の裁判記事のリンクを張り、「(尹総長の義母による)数十億ウォンの残高証明書偽造事件について、まだこんなごみ記事を書き立てる記者を見ると、米粒をBB弾に詰めてとことん撃ちまくりたい(笑)」とも発言した。

パク・グクヒ記者
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