親与党のブローカー「尹錫悦をぶち壊そう」…9日後にMBCが「検察・メディア癒着」報道

 C氏はフェイスブックでは「イ○○」という仮名で活動した。C氏は自分が今回のMBCによる報道の情報提供者でありながら、第三者のように報道内容を解釈、宣伝した。3月31日にMBCが最初に報道する1週間前の24日、C氏はフェイスブックに「今週末には柳時敏氏に一杯おごれと言うつもりだ。なぜおごらなければいけないのかは金曜日ごろには分かるはずだ(笑)」と書き込んだ。MBCによる報道を予告した格好だ。しかし、MBCによる報道が遅れそうになり、C氏は翌25日、「あ、柳氏には来週、一杯おごれと言わなきゃ。今週飲めるはずだったが、日程が合わず残念だ(笑)」と書き込んだ。また、MBCによる報道の前日に当たる30日には「突然夢にあす『MBCニュースデスク』を見ろという神のメッセージが…何だろう、なぜだろう(笑)」と書いた。MBCから翌日に自身の情報提供に基づくニュースが放送されることを知らされたとみられる。その後、4月2日朝、C氏はKBSラジオに電話で匿名インタビューを受け、「検事長とチャンネルA記者の2カ月間の通話記録を互いに提出しさえすれば、事実かどうかが明らかになる」とし、「チャンネルA記者は(癒着が)事実でないと主張するなら、検事長の音声ファイルを公開すべきだ」と圧力をかけた。フェイスブック上では再び、インタビュー内容のリンクを貼り、「KBSラジオにチャンネルA記者と会った当事者が出演したが、チャンネルA幹部も介入していたというのは大変なことだ」と書いた。本人がインタビューで「(チャンネルAの)幹部も皆がこれを知っている」と主張したことを取り上げたものだ。

 MBCは3月31日から4月2日まで連日報じた。C氏は2日、MBCニュースの放送前に「きょうのニュースデスクでチャンネルAと検察の脅迫取材第3弾が放送されるという。きょうも必見だ」と書いた。自身が直接会ったチャンネルA記者の写真を掲げ、「果たしてこいつは一人で悪魔のようなことをしでかしたのか。チャンネルAのL記者と癒着した尹錫悦の最側近の検事長も捕まえて、生きたままで○○○(原文伏せ字)すべきだ」と主張した。

パク・グクヒ記者
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