「事前投票の結果は統計的に理解不能、韓国選管に疑惑解消の責任」(下)

-これは両党の得票率だけを比較したものだ。他の少数政党や無所属の候補の得票率を含めて計算すれば、ソウルは61対35、仁川は59対34、京畿は61対35で等しくはないが。

 「両党の得票率だけを比較したのは、万一不正が試みられたとした場合、統合党の票が民主党の票にすり替えられると考えたからだ。この比率自体を不正の証拠とすることは適切ではない。しかし、疑いを抱く根拠にはなる」

-仁川延寿区乙選挙区は民主党、統合党、正義党の候補の管外事前投票での得票数がいずれも管内得票数の0.39となり、不正疑惑が指摘された。

 「仁川延寿区乙選挙区は政党別に管内得票数に0.39という定数をかけると管外得票数が出る。起きにくいことだ。全国11の選挙区での事前投票で管内得票数と管外得票数の間にこうした関係が見つかった。定数がやや異なるだけで、城南市盆唐区甲で0.28、盆唐区で0.29、仁川南洞区甲で0.30、ソウル市松坡区丙で0.31などだ」

-投票傾向が似ているため、管外得票率と管内得票率でこうした数字がでるのではないか。

 「とても偶然でこうなることはあり得る。しかし、全ての党の管内得票率に一定の定数をかければ管外得票数が出るというのは統計的には非常に異例だ」

-統計学的に納得がいかなくても現実では起こり得る。特異な現象でも不正疑惑を指摘するのは論理の飛躍ではないか。

 「偶然が重なりそうなったと主張することはできるが、統計学的にはそうした偶然は発生しにくい」

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