コロナ夜間通行禁止下の漢江公園、即席合コンしていちゃつく姿も

週末夜の風景、解放区になったモーテルと漢江公園

 ほぼ同じ時刻、ソウル市江南区蚕院にある漢江公園のコンビニエンスストア前には約40人が並んでいた。店内は酒やおつまみを買おうという客で混雑していた。客らは互いに肩をぶつけ合いながら商品を手にしていた。あちこちで飲んだり食べたりと大騒ぎし、ノートパソコンを持ってきて映画を一緒に見る恋人たちの姿もあった。

 こうした状況は土曜日も繰り広げられた。5日夜10時ごろ、ソウル・汝矣島の漢江公園は公衆トイレを利用しようとする行列だけで15メートルを超えた。ほぼ同じ時刻、同市麻浦区望遠の漢江公園にも中に入る車が急増し、江辺北路まで渋滞した。あちこちで飲み会が行われ、運動のため出てきたキムさん(50)は「熱帯夜で夕涼みに来る人が集まる真夏でもこんな状態ではなかった」と言った。

 川辺など野外に出るのではなく、ホテルやモーテルといった宿泊施設で2次会・3次会をする人も多い。会社員のチョさん(29)は2日、ソウル市西大門区のあるレジデンスホテルを借りて職場の同期4人と飲み会を開いた。おつまみはデリバリー・アプリを利用して豚足・ポッサム(ゆでた豚肉を野菜で包んで食べる料理)セットを注文し、酒はホテル周辺のコンビニで買った。部屋代・食事代・酒代をすべて合わせて1人当たり4万ウォン(約3600円)ほどだった。飲み会は午前1-2時ごろ終わり、「宿泊施設」を利用したのにもかかわらず、泊まっていった人はいなかった。チョさんは「不特定多数の人々と交わる必要がないから、かえって安心できる。近いうちにまた部屋を取る予定だ」と言った。

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ファン・ジユン記者 , キム・ヨンジュン記者 , チョ・ユジン記者
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