週末の二日間、飲み会を開くのにちょうどいい「大きな部屋」は予約すら容易でなかった。宿泊アプリを使用して、今月4日と5日の二日間にわたり、午後6時30分基準でソウルの新村・弘大・合井と江南・駅三・三成・ノンヒョン一帯のモーテル130カ所の予約率を見たところ、「パーティールーム」などの多人数部屋があるモーテル21カ所のうち19カ所が既に満室だった。新村にあるMモーテルの関係者は「退勤した会社員が平日夜8-9時ごろに来て酒を飲み、夜10-11時ごろ退室する。パーティールームの空きを問い合わせる電話は一日20本以上かかってくる」と語った。
ネットカフェが営業を中止する中、ハイスペックなパソコンを設置した宿泊施設「ゲームテル」が特需にわいている。モーテルの経営者たちは「高くて借りる人がいなかった『ゲームルーム』が最近は平日の午前・午後とも満室だ」と話す。宿泊業者を対象にパソコン貸与業をしているムン・スンギュンさん(56)は「この1-2週間、ハイスペックなパソコンの設置を問い合わせしてくるモーテルが普段に比べて20-30%ほど増えている」と言った。
専門家らは、1カ所に人が集まると新型コロナウイルス感染リスクが急激に高まると警告している。翰林大学感染内科のイ・ジェガプ教授は「川辺などの野外は一般的に室内よりも感染リスクが低いが、感染しているかどうか分からない不特定多数の人々と交われば、かえってリスクが高まる可能性もある。知らない人々と同席することはできるだけ避けるべきだ」と話している。