韓国最西端ペンニョン島に押し寄せる中国のごみ…海兵隊も清掃に乗り出す

 98人の地元住民が政府の支援を受けて週2-3回清掃を行っているが、到底全てを片付けることはできず、最近は韓国軍も清掃に参加するようになった。ペンニョン島に駐屯する海兵隊第6旅団所属の将兵ら180人以上が先月、複数の海岸で清掃活動を行った。海兵隊の関係者は「3日の間に海岸で拾ったごみは8トンに達した。かさが大きいので2.5トントラックで30往復した」と語った。島全体がごみと戦争をしているようなものだ。

 ペンニョン島のコントル海岸で拾った空き缶。中国の食品・飲料メーカー大手「娃哈哈」のかゆ飲料が入っていた缶だ。

 海岸から歩いて20分ほどの場所にある海岸ごみ集積場には大きめの麻袋が数百個積み上げられていた。集められたごみは1年に数回、船で陸地に運び出している。ペンニョン島、大青島、小青島の三つの島から搬出された海洋ごみは2018年には144トン、19年162トン、20年229トンと毎年増加している。海洋環境情報のサイトを確認すると、18年から21年前半までペンニョン島に流れ着いた海洋ごみのうち、外国のものはおよそ70%だ。日本や北朝鮮からのものもたまにあるが、ほとんど(95%)は黄河や揚子江下流、あるいは中国漁船から捨てられたごみが海流や風に乗ってやって来たものだ。

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