米大リーグ、テキサス・レンジャーズの秋信守(チュ・シンス、32)が米大リーグ(MLB)通算500打点を達成した。

 秋信守は30日(韓国時間)のオリオールズ戦に2番・ライトで先発出場、4-0とリードした5回、オリオールズ先発のバド・ノリスからソロ本塁打を放った。ノリスの4球目、高めストレートをはじき返し、右中間フェンスを越えた。推定飛距離は130メートル。秋信守は自身にとって大リーグ通算126本目となるこの本塁打で、14日のミネソタ・ツインズ戦以来12試合ぶりの1打点をマーク、個人通算500打点(今季33打点)を達成した。

 アジア出身選手で500打点以上を記録したのは秋信守が3人目だ。秋信守より先に松井秀喜=引退=とイチロー=マイアミ・マーリンズ=の日本人選手2人が500打点を出している。

 松井は2001年に大リーグに進出したイチローより2年遅い03年に大リーグの舞台を踏んだが、長打者らしく6シーズン目の08年に500打点を突破した。そして通算760打点を記録、12年に引退した。また、大リーグ通算175本塁打を放ち、同部門でのアジア人最多記録も持っている。

 イチローはデビュー10年目の10年に500打点をマーク。先月30日までで728打点とし、アジア出身選手歴代2位の記録を持っている。満41歳と全盛期を過ぎているイチローだが、大リーグ通算3000安打に挑戦するため今年1年間200万ドル(約2億4500万円)という「安値」でマーリンズに入団した。イチローは30日までで計2886本のヒットを放ち、3000安打まであと114本となっている。マーリンズはイチローの記録挑戦をサポートするため、来年の契約更新について前向きに検討していると言われる。

 満32歳の秋信守がアジア人最多打点とホームラン記録に挑戦するには、松井秀喜を越えなければならない。秋信守と松井の差は現在、260打点だ。本塁打数では松井に49本遅れを取っている。両記録とも計算上は4-5年以内に破る可能性があるが、大きな故障をせず、着実に試合に出場し、現在のペースを維持すれば…という前提条件を付けた上での話だ。

 秋信守は昨年テキサス・レンジャーズに移籍後、けがやスランプが絶えない。今年はチーム試合数77試合のうち69試合に出場、打率2割3分2厘、9本塁打、33打点、35得点にとどまっている。5月に復活したかのように思われたが、6月に入ってペースが再び落ちた。

 秋信守は30日の試合で5打数3安打(1本塁打)を記録した。本塁打は6月3日のシカゴ・ホワイトソックス戦以来27日ぶり、3安打以上の試合は同月14日のミネソタ・ツインズ戦以来16日ぶりだ。だが、単なる記録よりも打球の質が徐々に上がっているので、復活の可能性が再び高まっている。

 

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