韓国、中国、日本、ドイツの「製造業4大国」のうち、昨年は韓国の輸出成績が最悪だったことが分かった。

 全国経済人連合会(全経連)は17日、世界貿易機関(WTO)の統計を分析した結果、昨年1-9月の韓国の輸出が前年同期比9.83%減少し、中国(0.09%減)、日本(4.5%減)、ドイツ(5.21%減)に比べ減少幅が大きかったことを明らかにした。

 韓国は2008年の世界的な金融危機以降、過去10年間にわたり、主な品目で世界シェアを伸ばしてきた。世界の20大貿易品目(原油・ガスを除く)の韓国のシェアは08年時点の4.30%から18年には6.58%へと2.28ポイント上昇した。中国のシェアは同じ期間に11.0%から20.83%へとほぼ2倍になり、ドイツは1.64ポイント伸び、日本は0.43ポイント低下した。

 全経連のオム・チソン国際協力室長は「韓国の輸出の4分の1、海外投資の3分の1を占める中国経済の成長が新型コロナウイルスによる感染症の影響で鈍化すると予想され、今年はさらに攻撃的な通商戦略が求められる」と話した。

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