康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が「女性だから長官職遂行に難しさがある」という趣旨の発言をしたことについて、朴宣映(パク・ソニョン)社団法人「忘れな草」理事長=元自由先進党議員=は17日、「自身の無能さのせいであることを知らないでいる」とコメントした。朴宣映氏は同日、フェイスブックに「韓国の外交は既に破たん、失踪(しっそう)段階にあるのに、康京和長官は自分が女だからパッシング(排除)されているのだろうと言ったそうだ」と書き込んだ。

 

 朴宣映氏は「自分の能力不足なのに、恥もない」「最近(韓国の有名演歌歌手)羅勲児(ナ・フナ)が、いや全国民が一様に『テス兄貴』(ソクラテスに『兄貴』と呼びかけ、人生について問いかけるという歌詞の羅勲児の曲)を追い求めるのかやっと分かった。あなたは自分自身のことを知るべきだ」「無能な自分自身のことは省みない。(ドイツの首相)メルケルは男性だろうか。(元英国首相)サッチャーも男性だったろうか」「数え切れないほど多くの女性指導者が今、世界各地で大活躍しているのに、これはいったい何の『被害者コスプレ』なのか」とも書いた。

 一方、著書『帝国の慰安婦』が慰安婦被害者に対する名誉棄損に当たるとして起訴された経験のある朴裕河(パク・ユハ)世宗大学教授は、日本の学徒兵だった経歴がある康京和長官の夫の父親が独立有功者として認められたことについて、「学徒兵の記憶のようなものは、一掃する必要があればサッと一掃して消し去る新たな歴史創出の時代」「かなり足りなかった収監期間を認めてやるという、ゴムのように伸び縮みする基準を適用された結果だが、この基準が変わったのは2018年の文在寅(ムン・ジェイン)政権以降だ」とコメントした。

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