事件・事故
空き家で死亡の2歳児、母親は6カ月前に一人で引っ越していた /亀尾
旧正月連休(今年は2月11-13日)を翌日に控えた慶尚北道亀尾市内の集合住宅で女児の遺体が腐敗した状態で発見された。
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10日午後3時ごろ、亀尾市内のある集合住宅で、2歳の女児が死亡しているのが発見され、警察が捜査に乗り出した。
本紙の取材を総合すると、女児の母親(22)は6カ月前の昨年8月ごろ、近所の住宅に引っ越していた状態だった。死亡した女児は家具など生活道具が全くなく、暖房が入っていない空室で発見された。女児の遺体は形が認識できないほどひどく腐敗していたという。
女児の祖母が、女児の母親(祖母の娘)と連絡がつかなかくなったため、その集合住宅を探した際に死亡した孫娘を発見、警察に通報した。
警察は「その集合住宅の部屋には誰もおらず、空き家だった」「腐敗もかなり進行していたものと見られる」としている。女児の父親はかなり以前に家を出て別居しており、女児の母親が1人で女児の世話をしていたが、昨年8月ごろ引っ越していったと警察では把握している。
警察は、死亡した女児の母親の身柄を確保し、女児を放置したまま引っ越した理由などを事情聴取している。また、女児の父親など周囲の人々の身柄も確保して事情を聞くなど、児童虐待が明らかになれば刑事処罰する方針だ。