トルコ・イスタンブールで今年3月、一緒に旅行していた20代の韓国人女性を2か月にわたり監禁し、性的暴行を加えたとして韓国人の作家の男(44)が逮捕・起訴された事件で、現地の検察は15日、男に最高懲役の46年を求刑した。男と被害者の女性は旅行前にインターネットで知り合ったという。

 

 トルコの日刊紙、デイリーサバが15日(現地時間)に報じたところによると、イスタンブール検察は同日、拷問・性的暴行など7つの罪で起訴されていた作家の男に対し、最高懲役の46年を求刑した。

 男は今年2月から3月にかけて、被害者の女性(22)に性的拷問を加え、暴行したとされる。男は今年3月に逮捕されたが、裁判の日程はまだ決まっていない。

 公訴状によると、男はネットを通じて初めて会った被害者の女性とイスタンブールを訪れ、ウムラニエ地域でマンションを借りて滞在していた。

 男は女性に性的暴行を加える様子を動画で撮影し、女性に対し「自分のもとを離れたら動画をアダルトサイトで公開する」と脅迫していたことが分かった。トルコの検察によると、男はまた、香水の瓶や携帯電話、壊れたパソコンなどで女性を何度も暴行し、骨折させた上、たばこの火を女性の体に押し付けたりもしていたという。

 男は女性をマンションに監禁した後、食料を与えず、女性の携帯電話やパソコンを損壊した疑いも持たれている。

 男は、性的関係は合意の上だったとして容疑を否認している。また、拷問に当たる行動は「性的ロールプレイ」だったと主張したという。

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