▲写真提供=莞島郡

 全羅南道莞島郡が韓国で9番目となるユネスコ(国連教育科学文化機関)の生物圏保存地域に指定された。韓国環境部(省に相当)と国立公園公団は16日、ナイジェリアのアブジャで開催されたユネスコの国際調整理事会で莞島郡全域が生物圏保存地域に指定されたと発表した。ユネスコは世界遺産、ジオパークと共に生物圏保存地域を指定している。

 

 生物圏保存地域とは生物多様性の保全および持続可能な発展のため、地域社会が参加して生態観光などのさまざまな事業を推進する優れた生態系を保有する地域のことだ。莞島郡生物圏保存地域の全面積は4038平方キロメートルで、本島を含む55の有人島と210の無人島からなる。莞島郡は今後自然公園法や特定島しょ法などの関連法に基づいて条例を制定し、生物圏保存地域として体系的に管理が行われることになっている。莞島郡は「将来的に国際的な地位が高まり、生態観光の活性化と水産所得の増大がもたらされると期待している」とコメントした。

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