複数の刺身料理店に電話で「腸炎にかかって腹痛がする」と言いがかりをつけ、補償金を詐取した男が検挙された。

 慶尚南道晋州署は27日、常習詐欺の疑いで容疑者の男(37)を在宅のまま取り調べていると発表した。容疑者は先月14日から27日にかけ、慶尚南道の晋州市、泗川市にある刺身料理店に電話をかけ、同じ手口で補償金を要求した疑いが持たれている。

 容疑者はソウルに住んでおり、行ったたこともない刺身料理店をインターネットで探していた。住所やメニュー、内部構造などを検索して覚えた後、犯行に及んだ。容疑者が電話をかけた刺身料理店は38ヵ所に達し、そのうち21カ所で被害が確認された。

 容疑者が補償金として受け取った金額は5万ウォン(約5300円)から27万ウォンまでさまざまで、これまでに計300万ウォン以上をだまし取ったという。警察は容疑者が江原道、釜山市、済州道など他の地域でも同じ手口で犯行に及んだとみて捜査を拡大している。

ムン・ジヨン記者

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