共に民主党の熱烈支持者たちがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「ツイッター」の国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長のアカウントに「悪質な書き込み」をしている。その理由は、IAEAが福島原発汚染水の日本による海洋放出について、「国際的な安全基準に達している」と最終報告したからだ。

 5日現在、グロッシ事務局長のツイッターにはハングルと英語で書かれた暴言コメントが多数掲載されている。

 「あなたは悪魔だ」「国際詐欺師」「100万ユーロ(約1億5700万円)を受け取ったのか」「人類の歴史に記録されるべきクズ」「人類愛があるならこんなことはできない。本当にバチが当たるよ、あんた」「(わいろ)授受の見返りに報告書のどの内容を修正したのか」などだ。

 「わいろを受け取って人類を食い物にするな! ×××」など韓国語のFワードのコメントや、英語でコメントを書いた韓国人ネットユーザーもいる。

 今回の悪質コメント・テロは、野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表のファンサイト掲示板「在明の村」を中心に行われているものとみられる。李在明代表の過激な支持者である「ケッタル(改革の娘)」たちは先月22日から「わいろを受け取ったIAEA事務局長に抗議メールを送る」などとして、グロッシ事務局長に抗議メール送信運動を展開してきた。

 IAEAの最終報告書が日本側に渡された4日には「IAEAのグロッシの所に行って、一言、言ってやりましょう」というタイトルの書き込みが「在明の村」に投稿された。投稿者は「(私は)英語が下手だから、英語が上手な方々にコメントを書いてほしい」「こいつ(グロッシ事務局長)とツイートする人の所にも一言ずつ書いてほしい」と投稿した。

 与党・国民の力は、共に民主党と同党の過激な支持者たちの行動を「国際的な恥さらし」と批判している。

 国民の力のシン・ジュホ常勤副報道官は5日の論評で、「共に民主党の国際機関不信と極端な支持層のコメント・テロが一糸乱れぬ寸劇のように行われている」「国際的な恥さらしになっている。共に民主党は理性を取り戻し、国民の不安を解消するための対策作りに賛同してほしい」と批判した。

チェ・ミンシク記者

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