(アンカー)

 性的関係の動画を違法撮影した疑いを巡り、サッカー韓国代表の黄義助(ファン・ウィジョ)選手と被害女性側の攻防が加熱しています。「同意の下で撮影された」という黄義助選手の主張に被害女性側が真っ向から反論しているものですが、これに関連して警察は黄義助選手のスマートフォンを押収し、捜査を続けています。

 パク・ハンソル記者がお伝えします。

(記者リポート)

 違法撮影の疑いで18日に警察の事情聴取を受けた黄義助選手は「女性との同意の下で行われた」として容疑を強く否定しました。

 しかし、性的関係を撮影した動画に登場する被害女性Aさん側は、黄義助選手の主張に真っ向から反論しました。

(イ・ウニ氏 /Aさん側弁護人)

 「同意の下で撮影された動画でなかったということは、その当時から今までで黄義助選手自身が誰よりもよく知っている当事者ではないでしょうか」

 撮影に同意したことがなく、拒否するとの意思を伝えたのにもかかわらず、黄義助選手が無理やり撮影したということです。

 また、「動画を削除する」という約束も守られなかったと言います。

(イ・ウニ氏 /Aさん側弁護人)

 「既に数回。犯罪時からその後も『消してほしい』と言った動画を消さず、それが流布されてしまいました」

 今年6月、この動画がネット上に流布されると、黄義助選手はAさんに「動画を流布した人物を一緒に告訴しよう」と説得までしたと主張しました。

 一方、黄義助選手側は「違法撮影ではなく、女性も撮影を認知していた」との見解を追加で発表しました。

 警察は18日に押収した黄義助選手のスマートフォンなどを分析し、被害女性を懐柔したり、証拠隠滅を図ったりした状況がないかどうかを集中的に調べています。

 TV朝鮮のパク・ハンソルがお伝えしました。

(2023年11月21日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)

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