▲韓国海軍兵士の資料写真。/写真=ニュース1

 北朝鮮の金日成(キム・イルソン)一家や主体思想を称賛する内容の利敵表現物を作って兵営内に流布した罪で、韓国海軍の現役兵が裁判にかけられた。

 国軍防諜(ぼうちょう)司令部=防諜司=によると、海軍検察団は19日、国家保安法および軍刑法違反容疑で送検されたA兵長を起訴した。軍検察は、今年4月に送検されたA兵長に対する補強捜査を通して、犯行の経緯および細部の内容、追加の供述を確保したと明かした。

 昨年5月に韓国海軍へ入隊し、艦隊司令部所属の乗組員として勤務してきたA兵長は、休暇期間の昨年11月、自宅で北朝鮮の対南宣伝メディアのインターネットサイトなどに載っている掲示物を引用して利敵表現物を作った。これを同僚将兵らにばらまく目的で営内に無断搬入したことが判明した。

 A兵長は昨年12月、営内の軍福祉会館のトイレでこの利敵表現物をばらまいた。その後、残余の利敵表現物は官物台(ロッカー)に保管していたが、防諜司の捜索・押収によりさらなる流布は防がれた。

 またA兵長は、海上作戦中に個人のスマートフォンを通して、軍事機密に該当する所属艦艇の位置を身元不詳の中国人に漏らしたこともあった。

 防諜司は昨年7月、兵営生活館で北朝鮮を称賛する利敵表現物を所持し、同僚将兵に北朝鮮の体制宣伝動画を見せた海軍兵を立件するなど、類似の事例を持続的に摘発し、厳重に処罰してきた。

 防諜司の関係者は「今回の事件を契機として、兵営内で現役将兵による間諜・利敵行為が発覚し続けている問題点を徹底分析したい」とし「強い自浄努力を展開し、『軍人らしい軍人、軍隊らしい軍隊』の養成に尽力していきたい」と語った。

イ・ガヨン記者

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