▲写真=UTOIMAGE

【TV朝鮮】(アンカー)北朝鮮がどういうところか赤裸々に示す動画が公開されました。10代の若者2人が数百人が見守る中で手錠をかけられ、12年の労働教化刑を宣告されました。どれほど重い犯罪かと誰もが思うでしょうが、実は韓国ドラマと映画を見たことがその理由でした。

 ファン・ジョンミン記者がお伝えします。

(記者リポート)

 数百人の群衆が見守る中で北朝鮮の若者2人が囚人服を着て立っています。

 恐怖におびえた表情の2人は両手に手錠がはめられています。

 「数十種類のかいらい映画とテレビ劇、20曲のかいらい画面曲を試聴し流布したイ○○と文○○にそれぞれ12年の労働刑が宣告されました」

 韓国ドラマを視聴しこれを広めたという理由で16歳の中学生2人が公開裁判を受ける様子です。

 「かいらい文化に誘惑され際限なく振る舞い結局自らの前途を壊してしまいました」

 未成年者に対してこのように重い労働教化刑が宣告されるのは北朝鮮では異例です。

 「北朝鮮はとりわけ韓国文化の流入に神経質である証拠」という見方もあります。

 流出した別の動画には新たに政党を組織し処刑された事例も出てきますが、これも韓国の映像物が原因としています。

 「南朝鮮放送と不純録画物を聴取する過程で思想的に変質し、後にわが国の制度に対する反感を抱きました」

 北朝鮮は2020年12月「反動思想文化排撃法」を制定し、韓国の映像物を広めた者を事実上死刑とし、視聴した者は最大で懲役15年とするなど、統制を強化しています。

 TV朝鮮、ファン・ジョンミンがお伝えしました。

(2023年1月19日放送 テレビ朝鮮「ニュース9」より)

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