【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が2023年12月から24年2月に行った公開活動がここ数年間の同じ時期に比べて増えていることが6日、韓国政府系シンクタンク・統一研究院の報告書で分かった。

 報告書によると、23年12月~24年2月の正恩氏の公開活動は31件で、20~23年の同じ時期(平均23.7件)比べ約31%増加した。

 なかでも軍事分野の活動は11件と、20~23年の同じ時期(平均3.7件)の3倍に上った。 

 統一研究院は、今年1~2月の軍事分野の公開活動は8件だったとして、「正恩氏が昨年末に南北関係について『敵対的な国家関係、戦争中にある交戦国関係』と主張したこととも関連する動きだ」と説明した。

 今冬の正恩氏の経済分野の公開活動は5件で、20~23年の同じ時期(2件)より頻繁だった。地方に毎年20の工場を建設し、10年以内に住民の生活水準を高める政策「地方発展20×10」を強調したことに伴うものだ。

 報告書は、新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)が終息した影響により、正恩氏だけでなく金徳訓(キム・ドクフン)首相をはじめとする朝鮮労働党政治局常務委員の公開活動の頻度が全般的に大きく増加したと分析した。

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