▲中国の雁蕩山は絶壁での崖登りで有名だ。/微博

 中国当局が5日間の労働節連休(5月1-5日)に合わせて「消費奨励」政策を展開したことで、中国では全土で約13億6000万人が移動した。中国各地の観光地は至る所で人があふれ、事件・事故が相次いだ。「ソフ・ドット・コム(捜狐)」など現地メディアが6日(現地時間)、報じた。

 報道によると、中国・浙江省の雁蕩山では観光客らが1時間にわたって絶壁で身動きできない状況が発生した。雁蕩山は中国10大名山の一つで、断崖絶壁で崖登り体験ができることで有名だ。

 大勢の人が一気に押し寄せたため、崖を移動していた人たちは前にも後ろにも進めなくなり、1時間も崖にしがみついていなければならなかった。この状況を動画で撮影してSNS(交流サイト)に投稿したネットユーザーは「我々は崖で立ち往生し、前にも後ろにも動くことができない」「中には子どももおり、いつ事故が起きてもおかしくない状況だ」と話した。

 さらに問題だったのは、雁蕩山側が「救助が必要ならお金を払ってほしい」と要求したことだ。雁蕩山の関係者は「(崖の途中で止まっているのが)怖い人は救助を要請すればいい」として「1人当たり300元(約6530円)」を求めた。かつては無料で登山客を救助していたが、興味本位で救助を要請する人が多いため、方針を変えたという。

 批判が相次ぐと、雁蕩山観光の運営会社は「予約およびチケット発券システムを改善するまで入場券販売を停止する」と謝罪した。

 中国交通運輸部は、今回の連休期間に移動した人が延べ13億6000万人だったと明らかにした。1日平均2億7200万人が移動したことになり、昨年の同じ期間に比べて2.1%増加した。

イ・ガヨン記者

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