事件・事故
「金建希夫人の秘書、乾津法師を経由して統一教会幹部からシャネルのバッグを二つ受け取っていた」【独自】
「乾津法師」を名乗るシャーマンのチョン・ソンべ容疑者(65)が統一教会(現在の世界平和統一家庭連合)「ナンバー2」だった元本部長から受け取ったシャネルのバッグは、当初知られていた一つではなく二つだということが検察の捜査で判明した。チョン容疑者は1000万ウォン(現在のレートで約104万円)台のシャネルのバッグを二つ、金建希(キム・ゴンヒ)前大統領夫人の最側近である随行秘書のユ・ギョンオク元大統領室行政官に渡し、ユ元行政官は二つとも追加のお金を支払って別の製品に交換した、と伝えられた。
【写真】金建希夫人とユ・ギョンオク元行政官
21日の本紙の取材を総合すると、ソウル南部地検の仮想資産犯罪合同捜査部(朴建昱〈パク・コンウク〉部長検事)は最近、シャネル・コリアやユ氏の自宅などを相次いで家宅捜索し、チョン容疑者から2回にわたりシャネルのバッグを受け取った記録を確保した。検察が顧客の購入・交換履歴を分析してみたところ、ユ氏はシャネルの売り場を訪れてバッグを二つとも、追加のお金を支払って別の製品と交換していったと伝えられている。ただし検察は、バッグの実物はまだ確保できていない。
一方、保守系の旧与党「国民の力」の金竜泰(キム・ヨンテ)非常対策委員長はこの日、金夫人に関連する各種の論争について「国民の力は、金夫人の過去の行為に対する韓国国民の懸念を推し量れなかったことについて、国民の前で謹んでおわびを申し上げる」「国民の力は、この問題を深く反省しつつ、根本的に変化したいという誓いを申し上げる」とコメントした。
コ・ユチャン記者、キム・スンジェ記者