▲法律事務所ホインのキム・ギョンホ弁護士(右)/聯合ニュース

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領と妻の金建希(キム・ゴンヒ)夫人に戒厳令の共同責任を追及する損害賠償請求訴訟が18日に起こされた。

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 キム・ギョンホ弁護士は市民1万2225人の代理人として尹錫悦前大統領と金建希夫人を相手取り、1人当たり10万ウォン(約1万1000円)の慰謝料を請求する訴えをソウル中央地裁に起こした。

 この訴訟は選定当事者訴訟として行われ、訴訟が終了するまで参加希望者を募ることができる。

 キム・ギョンホ弁護士は「民事訴訟法第53条により選定当事者1人を立て、この人物が送達を受ければ残りの選定者にも法律的な効果が及ぶ訴訟を起こした」と説明した。

 キム・ギョンホ弁護士はさらに「弁論終結まで新規の参加希望があり、新規の選定当事者について同意した選定当事者リストを提出すれば(訴訟への参加は)有効だ」とも明らかにした。

 民事訴訟法には多数の被害者が同時に訴えを起こす方法としての共同訴訟、いわゆる選定当事者制度が定められている。

 キム・ギョンホ弁護士は「金建希リスクを隠すためだったとする報道と関連する証拠も出てきている」「金建希夫人は実質的な共同不法行為者としての責任がある」と主張した。

 キム・ギョンホ弁護士はさらに「金建希夫人が非常戒厳に加担した証拠を確保するため、特別検事の資料も入手する計画だ」との考えも示した。

 これに先立ちソウル中央地裁は7月25日、非常戒厳令で精神的な苦痛を受けたとする市民104人の訴えを認め、尹錫悦前大統領に対して原告1人に10万ウォンの慰謝料支払いを命じる判決を下した。

チ・ジョンヨン記者

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