▲トロット(韓国演歌)歌手キム・ホジュン。写真=news 1

 飲酒運転で当て逃げ事故を起こして実刑が確定したトロット(韓国演歌)の人気歌手のキム・ホジュン(33)が韓国唯一の民営刑務所である所望(ソマン)刑務所に移されていたことが明らかになった。法曹関係者やキム・ホジュン公式ファンクラブなどが19日に明らかにした。

【動画】キム・ホジュンの飲酒運転当て逃げ事故

 関係者によると、キム・ホジュンは収監されていたソウル拘置所から京畿道驪州市にある所望刑務所に18日に移されたとのことだ。

 2010年にできた所望刑務所は、韓国唯一の教化中心の民営刑務所だ。キリスト教財団「アガペー」が政府から委託されて非営利方式で運営している。

 懲役7年以下の刑を言い渡され、残りの刑期が1年以上で前科2犯以下の男性受刑者に限り、法務部(省に相当)の選別によって所望刑務所に入所することができる。麻薬・組織暴力団関連事犯などは除外される。

 キム・ホジュンはもともとプロテスタントの信者で、周囲に勧められて入所を決めたという。

 キム・ホジュン公式ファンクラブ「トバロッティ」は19日の告知で、「キム・ホジュンさんは8月18日に新しい所に生活の場を移しました。新たな環境によく適応し、元気に過ごせるよう、温かい祈りと励ましをお願いします」と伝えた。

 キム・ホジュンは昨年5月、ソウル市江南区狎鴎亭洞の道路で、飲酒状態で車を運転してセンターラインを越え、タクシーと衝突した後、逃走した。その後、マネージャーを身代わりで警察に出頭させたり、車のドライブレコーダーのメモリーカードを壊したりしていたことが明らかになり、批判を浴びた。

 また、キム・ホジュンは飲酒運転を強く否定していたが、事故の十日後に犯行を認めた。

 一審と二審で懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡され、キム・ホジュン側が上告を断念して刑が確定した。

キム・ミョンイル記者

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