【ソウル聯合ニュース】韓国の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は19日の記者会見で、李在明(イ・ジェミョン)大統領が国連総会に出席するため、22~26日に米ニューヨークを訪問すると発表した。

 李大統領は訪米初日、世界最大の資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)と会談し、人工知能(AI)やエネルギー転換などについて意見交換する。また、米上院・下院議員団と面会する。

 23日には国連総会で一般討論演説を行う。魏氏は「民主韓国への復帰を宣言し、朝鮮半島政策など政府の外交ビジョンを提示する」として、「人類の平和と繁栄を実現するための韓国の貢献案も説明する」と明らかにした。

 24日には韓国大統領として初めて国連安全保障理事会の公開討論を主宰する。韓国は9月の安保理議長国を務めている。

 魏氏は李大統領とトランプ米大統領の首脳会談に関し、「会談は計画していない」と述べた。「10月にも(韓米首脳)会談の可能性が開かれている」として、「今回は日程や事情が複雑で、計画しなかった」と説明した。両首脳は8月下旬、ワシントンで会談している。魏氏が言及した「10月の会談」は韓国・慶州で10月末に開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を念頭に置いたものとみられる。

 魏氏は「(APECに合わせた)中国の習近平国家主席の訪韓の可能性も開かれており、習主席が訪韓すれば、(李大統領との)個別会談もあると予想している」と述べた。

 李大統領は訪米中、国連事務総長やフランス、イタリア、ウズベキスタン、チェコ、ポーランドなどの首脳と個別会談を行う予定だ。

 25日には米経済・金融界関係者らが出席する投資サミットに出席する。

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