【ソウル聯合ニュース】元サッカー韓国代表で現在トルコ1部のアランヤスポルに所属している黄義助(ファン・ウィジョ)氏が性暴力処罰法違反などの罪に問われた控訴審判決公判で懲役1年、執行猶予2年が言い渡されたことに関連し、大韓サッカー協会は22日、黄氏を同協会から「準永久除名(追放)」した状態であり、黄氏が韓国内で選手、指導者、審判などとして活動することは不可能との立場を表明した。

 黄氏に懲戒処分を科さない協会の対応は甘いなどとする一部の非難に対し、事実ではないと反論し、協会や国際サッカー連盟(FIFA)の規定を示しながら、準永久追放などの処分について説明した。

 同協会によると、性暴力犯罪で禁錮刑以上が宣告され、執行が猶予された日から20年未満の者は規定により国家代表に選抜されず、国内リーグの選手、指導者、審判、選手管理担当者としても登録できないという。

 ただ協会が懲戒を科すのは国内リーグに所属する選手が対象であり、黄氏の海外での活動は対象ではないと説明した。黄氏はトルコの1部リーグに所属し、大韓サッカー協会の所属ではないため国内の規定を適用して懲戒を科すことは不可能だ。

 協会は「今後協会所属チームの指導者、選手などに登録しようとしても規定上、資格を欠く」とし、「規定で定める期間中は選手や指導者の登録はもちろん、国家代表チームに招集されることもない」と強調した。

 黄氏は性交渉の相手を違法に撮影するなどして性暴力処罰法違反などの罪に問われ、一審で懲役1年、執行猶予2年、二審でも同じく懲役1年、執行猶予2年の判決を受けた。

 黄氏は22年6~9月にかけ、4回にわたり相手の同意なしに性交渉の映像を撮影した罪で昨年7月に起訴された。

ホーム TOP