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中国人ノービザ入国に反対する主張を共に民主党院内代表が批判「危険な外国人嫌悪」
韓国与党・共に民主党の金炳基(キム・ビョンギ)院内代表は1日、一部で取り沙汰されている中国人観光客ノービザ(査証免除)入国反対という主張に対し、「特定国家の国民を狙った危険な外国人嫌悪だ」と言った。
【写真】中国・江蘇省からゴムボートで460キロ航行して密入国した中国人逮捕 /済州
これは、金炳基院内代表が同日、国会で開かれた党政策調整会議で、「中国人団体観光客のノービザ入国を阻むべきだというとんでもない主張が起こっている」とした上で述べたものだ。
金炳基院内代表は「(一部の人々が)国家情報資源管理院の火災を無理やり結び付け、国民の不安をあおっている。電算システム問題と出入国審査は全く別の問題だ」と言った。
そして、「今、急がれるのは内需再生と観光産業の回復だ。釜山や大邱を含む全国各地では数カ月前から中国人団体観光客による特需のため徹底的に準備してきた」と説明した。
その上で、「このような状況で嫌悪や不安を助長するのは、地域の努力を踏みにじり、経済と国益を正面から害する。我々が外国人を嫌悪すれば、外国に行った時に彼らから嫌悪されることになるという現実を忘れるな」と述べた。
コ・ヒドン記者