▲4日午後釈放された李真淑(イ・ジンスク)前放送通信委員長。/news1

 李真淑(イ・ジンスク)前放送通信委員会委員長の逮捕を巡って、4日午後勾留決定の違法性を問う手続き、逮捕拘束適否審査が行われ、ソウル南部地裁は勾留手続きの違法性を認め、勾留を取り消した。裁判所は表現の自由を制限する拘禁は慎重な判断が必要な点、すでにある程度調査が進行しており事実関係に対する争いもなく追加調査の必要がほぼない点、李氏が誠実な出頭調査を約束している点などを理由に挙げた。

【写真】「李在明がやれと言ったのか?」 かけられた手錠を見せながら問い掛ける李真淑氏

 裁判所の命令20分後に釈放された李氏は「警察の暴力的な振る舞いに接してみて、一般市民は果たしてどうだろうかと思った」と心境を語った。

 李氏は「李在明(イ・ジェミョン)政権の警察と検察がかけた手錠を司法府が外してくれた」「大韓民国の片隅には民主主義がわずかに残っているようで希望を感じる」と話した。

 韓国における現在のテレビ報道について「李在明大統領の動静と共に多く見られるのが法廷、拘置所、留置場の場面」とし、「大統領の機嫌を損ねればあなたたちも留置場に行くことになる、という含意が皆さんがご覧になっているテレビ画面に流れている」と主張した。

 最後に「このような事態を防いだのは市民の皆さんの力」「各方面で応援を送ってくださった方々に感謝申し上げる」と挨拶し、帰宅の途についた。

キム・ドギュン記者

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