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曺国、『建国戦争2』を見た国民の力議員らに「普遍的常識に対する裏切り」
革新系野党・祖国革新党の曺国(チョ・グク)非常対策委員長は、保守系野党・国民の力の代表と国会議員がドキュメンタリー映画『建国戦争2』を集団で鑑賞したことについて、「進歩(革新)か保守かとは関係なく、我が国の民主主義と人権、普遍的常識に対する裏切りだ」と18日に強く批判した。
【写真】ドキュメンタリー映画『建国戦争2』を観覧する国民の力・張東赫代表
これは、曺国委員長が同日午前、済州4・3平和公園を訪れた後、報道陣に「国民の力の張東赫(チャン・ドンヒョク)代表と同党所属の朱晋佑(チュ・ジンウ)国会議員が済州島4・3事件で民間人を虐殺した責任者を称賛する映画『建国戦争2』を先日鑑賞したそうだが、到底理解できない」と言った上で述べたものだ。済州島4・3事件とは、1940年代後半の米国による軍政に対する武装蜂起の過程で、軍や警察によって弾圧され、島民数万人が犠牲になった事件だ。
さらに、曺国委員長は「これは、張東赫代表が済州島4・3事件の犠牲者の前で絶対に謝罪しなければならない事案だ。そうしたことから今日、済州島4・3事件の犠牲者を悼むために来た」と語った。
曺国委員長は同公園で犠牲者を悼んだ後、芳名録にも「済州島4・3事件の犠牲を忘れません。済州島4・3事件に対する歪曲(わいきょく)と蔑視を阻止します」と書き残した。
コ・ヒドン記者