▲韓鶴子・統一教総裁 /TV朝鮮

 「政教癒着」疑惑の頂点として注目されている統一教(世界平和統一家庭連合、旧統一教会)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁の勾留執行停止申請を、韓国の裁判所が受け入れた。

 ソウル中央地裁刑事合議27部(裁判長:禹仁成〈ウ・インソン〉部長判事)は、被告側が今月1日に申請した4日間の勾留執行停止を受け入れた。

 勾留執行停止は、被告人に重病・出産・家族の葬儀出席など緊急に釈放すべき事由があると認められるとき、一時的に釈放する制度だ。

 決定により直ちに効力が発生し、保釈(保証金など条件付きの釈放)と違って保証金の納付条件はない。

 裁判所は、健康上の入院と治療の必要性があるという韓被告側の主張を考慮したものとみられる。これにより韓被告は、今月7日午後4時まで一時的に釈放された。

 韓被告は統一教の尹英鎬(ユン・ヨンホ)元世界本部長と共謀し、2022年1月に当時の保守系与党「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)議員に尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の統一教支援を求めると共に政治資金1億ウォン(現在のレートで約1060万円)を届けた容疑で、10月10日に勾留されていた。

ソン・ムビン記者

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