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下敷き7人のうち1人死亡 救助活動難航=韓国発電所の倒壊事故
【蔚山聯合ニュース】韓国南東部・蔚山にある韓国東西発電の火力発電所で6日に発生したタワー型ボイラー倒壊事故で下敷きになった7人のうち1人が死亡した。
蔚山南部消防署の関係者は7日の会見で「きのう意識があった救助対象者が心停止に陥り、きょう未明に死亡判定を受けた」と発表した。消防当局によると、事故発生から約1時間後に倒壊したボイラーと地面の間に腕が挟まった状態で発見され、救助隊員が12回以上接近を試みたという。
同関係者は「救急隊員が現場で鎮痛剤を投与し、保温措置を取ったが亡くなった」と説明した。また「死亡者と共に発見された1人も救助が非常に難しい状態で、死亡したと推定される」と述べた。
残る5人の捜索作業は難航しており、生死はもちろん位置の特定もできていない。
事故は老朽化したボイラーの撤去作業中に発生した。作業をしていた9人のうち2人は救助され命に別状はない。