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 済州島で自動車税などの地方税を滞納した96台の車が摘発された。済州特別自治道は10月30日、空港・埠頭(ふとう)・公営駐車場など車が多く集まる場所で自動車税や過料が滞納されている車に対する一斉取り締まりを行い、合計96台を摘発した。済州特別自治道が31日に明らかにした。

【写真】済州滞納管理チームによってナンバープレートが外されるポルシェ

 取り締まりには済州特別自治道税制担当官、自治警察団、済州市・西帰浦市税務課、車両管理課、交通行政課から13人の合計21人の職員が参加した。

 取り締まりは済州国際空港と埠頭、ワールドカップ競技場周辺、大型公営駐車場、ホテルなど車が多い場所を中心に行われた。

 取り締まりの対象は自動車税滞納車、自動車定期検査未履行車、責任保険(自賠責保険)未加入車、スピード違反や駐停車違反による30万ウォン(約3万2000円)以上の罰金滞納車だ。

 今回の一斉取り締まりでポルシェやBMWなど高級外車を含む96台が摘発された。これらの滞納総額は6342万ウォン(約682万円)に上り、うち20台については903万ウォン(約97万円)がその場で徴収された。

 また釜山広域市、京畿道、江原道などに登録し済州道で運行する自動車税滞納車6台はナンバープレートが外された。66万8000ウォン(約7万2000円)の自動車税を滞納しナンバープレートが領置されたポルシェはその日のうちに所有者が西帰浦市税務課を訪れて税金を納付し、ナンバープレートを受け取ったという。

 済州特別自治道「済州滞納管理チーム」では滞納車両のナンバープレート領置担当者が常時島内を巡回しており、長期滞納によって差し押さえられた車に対しては、引き渡し命令を通じた強制売却などの方法で滞納への対応に当たっている。

済州=オ・ジェヨン記者

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