【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)などを擁するエンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)の創業者で同社取締役会議長を務める房時赫(パン・シヒョク)氏が資本市場法違反の容疑で最近新たに2回取り調べを受けていたことが18日までに聯合ニュースの取材で分かった。

 房氏は同社の前身「ビッグヒットエンターテインメント」が上場を控えた2019年、同社株を持つ投資家らに上場計画が遅れるなどと偽り、側近が関わる会社に株を売却させた疑いが持たれている。投資家らが株式を手放した後に上場し、売却差益として約1900億ウォン(約201億円)の不当な利益を得たと捜査当局はみている。

 警察は昨年末に房氏の容疑に関する情報を入手して捜査に着手し、ソウルの韓国取引所やHYBE社屋などを家宅捜索して関連資料を押収した。また房氏に出頭を命じてこれまで5回取り調べを行った。

 ソウル警察庁は17日に開いた記者会見で房氏の捜査について「かなり進んだ」と説明した。

 房氏側は、HYBEの上場に当たっては法律と規定を順守しており、問題はなかったとの立場を示している。

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