▲イラスト=UTOIMAGE

 イングリッシュ・ナショナル・バレエ団(ENB)でリード・プリンシパルを務めている世界的なバレリーナのイ・サンウンさん(39)が英ロンドンのバッキンガム宮殿で「瀕死の白鳥」(The Dying Swan)を披露し、注目を集めている。ENBが17日に伝えた。

【写真】バッキンガム宮殿で「瀕死の白鳥」を披露するイ・サンウンさん(39)

 ENBによると、イ・サンウンさんは12日にバッキンガム宮殿で開かれたENB創立75周年記念行事に参加し、同団の後援者であるカミラ王妃の前で「瀕死の白鳥」を披露したという。今回の記念行事はバレエ団の歴史と伝統を振り返り、革新的な新作品を紹介するために企画された。

 イ・サンウンさんは優雅な腕の動きや脚の動きで死に至る1羽の白鳥の独舞を終え、カミラ王妃は拍手を送りながら感嘆の声を上げた。

 カミラ王妃はシニア・バレエ・プログラム「シルバースワン」で活動しており、バレエを通じて健康維持に努めているとのことだ。

 ENBはプレスリリースで、「この場で公演をすることになったのは私たちバレエ団にとってとても大きな光栄だった」と述べた。

 イ・サンウンさんは16日、交流サイト(SNS)「インスタグラム」の自身のアカウントに、この時の感想を投稿した。イ・サンウンさんは「息が詰まるほど美しいバッキンガム宮殿で、カミラ王妃のために『瀕死の白鳥』を披露させていただけたのは忘れられないほどの特権でした。(夢でないかどうか確認するため)私をつねって!」と書いた。

 また、インスタグラムの英王室公式アカウントにも「ENBの75周年をお祝いします」という文と共に、イ・サンウンさんが独舞を披露する動画が掲載された。

 イ・サンウンさんはユニバーサル・バレエ団のソリスト出身で、2010年に独ドレスデン国立歌劇場バレエ団(ゼンパーオーパー・バレエ団)に入団、2016年に韓国人初のプリンシパルになった。そして2023年にはENBにリード・プリンシパルとして入団し、これまで活躍を続けている。

パク・ソンミン記者

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