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5個しかないんじゃなかったの? 李在明大統領もトランプ大統領にプレゼントされた「金の鍵」所有者、相次いで確認
韓国大統領府の姜勲植(カン・フンシク)秘書室長は先月24日、米国のトランプ大統領が李在明(イ・ジェミョン)大統領に金の鍵をプレゼントした事実を公表する際「金の鍵は5個作られ残っているのはあと一つ」と述べ、イスラエルのネタニヤフ首相、日本の麻生太郎元首相、テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)、サッカー選手のクリスチアーノ・ロナウドがすでにこの鍵を受け取ったと伝えた。しかし実際はトランプ大統領から金の鍵をプレゼントされた人物はさらに存在することが分かった。
【写真】「金の鍵」所有者たち
トランプ大統領は12月16日、韓国の康京和(カン・ギョンファ)駐米大使から信任状を受け取った際に金の鍵を手渡したが、この日同じくトランプ大統領に信任状を提出したカザフスタンの駐米大使もトカエフ大統領用の金の鍵と野球帽を受け取った。駐米カザフスタン大使館はフェイスブックに「トランプ大統領はトカエフ大統領に『国際関係にバランスの取れた理解を持つ経綸(けいりん)の才ある素晴らしい政治家』として尊敬の念を示し、ホワイトハウスの象徴的な金の鍵とサイン入りの野球帽をプレゼントした」と明らかにした。
この投稿に掲載された金の鍵は姜勲植室長が投稿した金の鍵と全く同じ形だった。鍵を受け取ったのは姜勲植室長が言及した5人以外にも少なくとも1人(カザフスタンのトカエフ大統領)いたことになるが、実際ははるかに多いとみられる。まずトランプ大統領はウクライナ戦争の停戦に向けた協議が活発に行われていた昨年8月、ホワイトハウスを訪問したゼレンスキー大統領、フランスのマクロン大統領、英国のスターマー首相、ドイツのメルツ首相、イタリアのメローニ首相、EU(欧州連合)のフォンデアライエン委員長など欧州主要国首脳らにこの鍵をプレゼントした。当時トランプ大統領と首脳らが会談した様子を確認すると、通称「決断のデスク」と呼ばれるホワイトハウス執務室の大統領専用デスクに鍵が入った木箱が積み上げられた様子を確認できる。マクロン大統領はこの鍵を両手で持ちながら、トランプ大統領の案内を受け歴代大統領への贈答品が展示されたホワイトハウス・ビジターセンターを見て回った。
トランプ大統領が関税や戦争終結など自らの政策に協力的な各国首脳らに金の鍵を次々とプレゼントした可能性も考えられる。アゼルバイジャンのアリエフ大統領は今年8月、トランプ大統領の仲裁で30年以上対立してきたアルメニアとホワイトハウスで平和協定を締結するためワシントンを訪問した。その際トランプ大統領はアリエフ大統領の夫人のため自分でスカーフを選んで手渡し、また自らデザインした金の鍵についても「アリエフ大統領のプレゼントかばんに必ず入るように」と周囲のスタッフらに指示した。
トランプ大統領の金の鍵については国の首脳や企業経営者、スポーツ界のスターなどVIPだけに渡されるものではないとの見方もある。この鍵は第1次トランプ政権当時の2020年4月16日、トランプ大統領がホワイトハウスに招待したトラックドライバー4人にもプレゼントされ大きく報じられた。当時米国メディアは「この鍵はミステリーで用途もはっきりしない」と指摘したが、ホワイトハウスは「特別な瞬間を記念しドライバーたちに感謝を伝える記念品だ」と説明した。
ワシントン=金隠仲(キム・ウンジュン)特派員