▲写真=UTOIMAGE

 韓国で活動しているイラン出身のモデル、ホダ・ニクさんが、韓国語でイランの反政府デモに関心を持ってほしいと訴えた。

【写真】韓国で活動中のホダ・ニクさん

 ホダ・ニクさんは11日、自身のユーチューブに「イランの自由のために」と題する動画を投稿。動画の中で「重要なメッセージを伝えたくてカメラを回している」として「イランの人々は自由と民主主義のために長い間多くのデモを続けてきた。その過程で政府は人々を統制するために繰り返し物理的鎮圧を強行し、多くの痛ましい犠牲があった」と話した。

 さらに「イランの人々は今、再び大きな勇気を出して変化を起こそうとしている」「しかし、政府はこれを阻止するためにインターネットを遮断し、基本的な電話の通話も不可能にした」と現在のイランの状況を伝えた。

 ホダ・ニクさんは「私はイランと韓国をどちらも愛する人間として、イランの人々の声がもっと広く伝わってほしいという気持ちでこの動画を残している」「イランのニュースにもう少し関心を持っていただき、イランの人々の勇気を応援してくださるだけでも、私たちにとっては大きな力になる」と訴えた。

 13日には、反政府デモを行っているイランの市民たちの様子を収めた動画をインスタグラムで共有し「1万人以上の人々が犠牲になったが、イランの人々は今も自由への希望を諦めずに戦い続けている。今、この動画は現代史において最も勇気のあるシーンの一つだ」とつづった。

 2018年のミス・イランで3位に入賞したホダ・ニクさんは、2020年に韓国KBS第1の『隣家のチャンス』に出演したことが韓国に来るきっかけとなった。イランで裕福な家庭の一人娘として何不自由なく育ったが、女性という理由でヒジャブの着用を強いられ、規制によって多くのことが禁止される状況が嫌になり、韓国に渡ったと話した。頼れる人もいないまま一人で韓国にやって来て、モデル活動をしながら俳優を目指していたホダ・ニクさんは、今ではインスタグラムで52万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーだ。

 イランの反政府デモは、異常なほどの物価上昇に伴う経済難に触発された。イランは核開発に対する米国などの強力な制裁によって資金が枯渇し、昨年にはイスラエルとの「12日間戦争」に伴う被害と通貨リヤルの暴落が重なり、国民は限界に追い込まれた。こうした中、イランの治安部隊は暴力的にデモを鎮圧しようとしている。

 イラン当局はインターネット接続を遮断し、海外メディアによるイラン国内の取材も制限している。米国に拠点を置く人権団体のニュースサイト「HRANA」は、デモの参加者490人を含む少なくとも538人が死亡し、1万600人が逮捕されたとの見方を示した。

 ノルウェーに本部を置く人権団体「イラン・ヒューマン・ライツ(IHR)」は、反政府デモ発生から16日目となる今月12日までに、デモ参加者だけで少なくとも648人が死亡したことが確認されたと発表した。IHRはこの数字について、直接確認したものや、独立した二つの機関によって検証された死亡ケースのみを集計したものだとして「一部の推計によると、6000人以上が死亡した可能性がある」と説明した。

イ・ガヨン記者

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