裁判
金恵京夫人の公務用カード流用疑惑を暴露した原告が一部勝訴 水原地裁
李在明(イ・ジェミョン)大統領が京畿道知事を務めていたころに、配偶者の金恵京(キム・ヘギョン)夫人が京畿道の公用カードを私的に流用したとされる疑惑。この疑惑を暴露したチョ・ミョンヒョンさんが、当時金夫人の秘書を務めていた人物を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で勝訴した。水原地裁民事8単独の田普景(チョン・ボギョン)判事は14日、「被告人と京畿道は原告に2000万ウォン(現在のレートで約216万円。以下同じ)を支払え」と命じる判決を下した。
京畿道の7級公務員だったチョさんは2022年、韓国大統領選挙を前に「金夫人と秘書が京畿道の公用カードを私的に使った」という疑惑を提起した。当時、李大統領は京畿道知事で、チョさんは上級者の秘書と共に金夫人に随行する業務を務めていた。
その後、チョさんは2023年4月、「秘書が金夫人に随行せよと指示する過程で侮蔑的な言行や暴言、不当な指示などを行い、精神的苦痛を受けた」として秘書と京畿道を相手取って1億ウォン(約1080万円)の賠償を求める訴訟を起こした。
チョさんは、秘書が自分の利用するホテルを予約させたり、「朝に起こしてほしい」と指示したりした、と主張した。当時京畿道知事だった李大統領の下着の洗濯もさせられたという。
チョさんは一審の過程で損害賠償請求額を3000万ウォン(約324万円)に減らし、裁判所は元秘書と京畿道に対する2000万ウォンの賠償請求を認めた。チョさんの弁護人は「裁判所が京畿道と被告人の共同責任、すなわち『李在明京畿道』の『奥さまチーム』を認定したというところに意味がある」とコメントした。
チョさんの暴露後、元秘書はこの事件で起訴され、懲役10カ月・執行猶予2年の刑が確定した。金夫人は、京畿道の公用カードで当時の進歩(革新)系野党「共に民主党」の元職・現職国会議員3人の妻など計6人に食事を提供して接待した容疑(公職選挙法違反)で起訴され、昨年5月の控訴審で罰金150万ウォン(約16万円)を言い渡された。
水原=キム・スオン記者