【ソウル聯合ニュース】カンボジアを拠点にフィッシング詐欺や脅迫などを繰り返した疑いで、現地で検挙された犯罪グループの韓国人メンバー73人が23日午前、チャーター機で強制送還された。

 73人は仁川国際空港に到着した。韓国政府が犯罪者を海外からチャーター機で強制送還するのは4回目。1カ国からの送還では過去最大規模となる。

 全員に拘束令状が出ており、機内で身柄を拘束した。捜査当局は警察署などに移送し、取り調べを行う予定だ。

 73人は韓国人869人から計約486億ウォン(約52億円)をだまし取った疑いが持たれている。73人のうち70人はSNSで相手の恋愛感情を利用する「ロマンス詐欺」や虚偽の投資話による詐欺などの疑いが、残る3人は監禁や脅迫、賭博などの容疑が持たれている。

 容疑者にはディープフェイク(AIで生成した偽の画像・動画)を使ったロマンス詐欺で104人から計約120億ウォンをだまし取った夫婦も含まれている。夫婦は整形手術で顔を変えるなどして逃亡を続けていた。投資専門家になりすまし、新社会人や定年退職者らから計約194億ウォンをだまし取った容疑者、犯罪拠点に監禁された被害者を人質にし、韓国内にいる家族を脅迫して金品を奪った容疑者も送還された。

 今回の強制送還は国境を越える犯罪に対応するため、警察庁や法務部、国家情報院、外交部などで構成した政府横断のタスクフォース(TF)が主導した。

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