▲全羅南道新安郡可居島沖合の海上で違法操業中の中国漁船を取り締まる木浦海洋警察署の隊員。24日撮影。/木浦海洋警察

 可居島(全羅南道新安郡)沖合の韓国の排他的経済水域(EEZ)で違法操業中だった中国漁船2隻を韓国海洋警察が拿捕(だほ)した。取り締まりの際に中国人乗組員らは凶器を振り回すなど激しく抵抗したという。また海洋警察隊員1人が激しい波で漁船から高速艇に落下し負傷した。

【写真】違法操業中の漁船から投げつけられた手おの(2019年)

 木浦海洋警察署は24日午後7時ごろ、可居島の南西約103キロの沖合で無許可で操業中だった中国船籍の漁船2隻を「経済水域漁業主権法違反」の疑いで拿捕した。木浦海洋警察が25日に明らかにした。

 海洋警察は拿捕した2隻の漁船を木浦海洋警察の専用埠頭(ふとう)に停泊させ、乗組員28人の事情聴取を行っている。凶器を使って取り締まりを妨害した乗組員に対しては特殊公務執行妨害容疑を適用し厳しく処罰する方針だ。

 木浦海洋警察署のチェ・スジュン署長は「大韓民国の海洋主権を侵害し、正当な公権力に対抗する不法行為は無寛容の原則に基づき厳正に対処している」とコメントした。

 海洋警察によると、最近は深夜に稚魚まで根こそぎ捕まえる「ゲリラ式」の違法操業が急増しているという。海洋警察はこれを根絶するため航空機と警備艇を同時に投入する立体作戦を展開している。

 今回も航空機が不法なローラー作業の現場を空から確認し、高速艇がこの漁船に短時間で接近し臨検を行った。その際にさまざまな種類の稚魚を含む1.2トンの魚を押収した。

 検挙の過程で海洋警察隊員が負傷した。逃走する中国漁船に乗り込んだ隊員1人が漁船に接舷していた高速艇に落下し、木浦市内に緊急搬送された。海洋警察によると、激しい高波で漁船と高速艇が大きく揺れた際に落下したという。当時、中国人乗組員の一部は凶器を手に取り締まりに激しく抵抗した。

 海洋警察の関係者によると、凶器による抵抗が落下事故の直接の原因ではなく、また落下した隊員のけがは軽かったため入院の必要もなかったという。

木浦=曺泓福(チョ・ホンボク)記者

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