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韓国で日本産水産物の輸入急増 原発事故前年上回る=25年に3割増
【ソウル聯合ニュース】韓国海洋水産部が22日までに発表した統計によると、2025年の日本産水産物の輸入額は前年比27.2%増の2億4700万ドル(約383億円)で、07年以来18年ぶりの高水準を記録した。福島第1原発事故が起きた11年以後、2億ドルを超えたのは初めて。
韓国は13年9月から福島など日本の8県からの全ての水産物の輸入を禁止しているが、25年の日本産水産物の輸入額は原発事故前年の10年(2億2600万ドル)を2000万ドル以上上回った。
日本産水産物の輸入額は福島原発事故により安全性への不安が高まったことから急減した。14年に1億500万ドルで底を打った後、増加に転じ、22年は1億9500万ドルに拡大した。処理済み汚染水の海洋放出が始まった23年は1億7100万ドルに減少したものの、その後は2年連続で増加した。
25年の輸入重量は6万2300トンで前年比60.6%増加した。主に飼料として使われるイワシが2万5800トン増加し、全体をけん引した。ただ、10年の輸入重量(8万4200トン)は下回った。
25年の日本産水産物のうち輸入額が最も高かった品目はブリで、47.2%増の8100万ドルを記録した。輸入重量は6500トンで7.1%の増加。輸入単価の上昇により、輸入額の増加率が輸入重量の増加率を大きく上回った。
ブリの輸入が急増したのは、韓国でブリの人気が高まったためだ。22年以降、国内のブリ生産量は年間2万トン以上に伸び、日本産の輸入も急増した。韓国は沿岸での漁獲が中心だが、日本は養殖が発達している。
25年の輸入額は、ブリに次いで2位がホタテで3.4%増の5000万ドル、3位がタイで15.6%増の4500万ドルだった。ブリとタイを合わせると1億2000万ドルを超え、日本産輸入額の半分を占めた。