【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、第9回朝鮮労働党大会を記念する閲兵式(軍事パレード)が25日夜に平壌の金日成広場で開かれたと伝えた。閲兵式に兵器は登場しなかった。兵器なしの軍事パレードは異例。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は閲兵式で、「国家の主権と安全利益を侵害するいかなる勢力の軍事的な敵対行為に対して即時に報復攻撃を加える」と強調した。

 同通信によると、閲兵式には北朝鮮軍の約50の徒歩縦隊や飛行縦隊が参加した。ウクライナに侵攻するロシアに派遣された「海外作戦部隊」なども行進した。

 シンクタンク・韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「一つの縦隊は約300人で構成されるため、今回の閲兵式に参加した兵力は1万5000人程度」と推定した。

 閲兵式に兵器は登場しなかった。北朝鮮メディアが伝えた写真には大陸間弾道ミサイル(ICBM)など戦略資産のほか、装甲車、ロケット砲などの通常兵器も写っていない。

 韓国国防安保フォーラムによると、朝鮮労働党創建70年の2015年10月10日以降に実施された13回の閲兵式のうち、兵器が登場しなかったのは今回が初めて。第8回朝鮮労働党大会に合わせて21年1月14日に行われた閲兵式にはミサイルなど約170の兵器が動員された。

 兵器を動員しなかったのは、トランプ米大統領の3月末の中国訪問に合わせた米朝対話再開の可能性を念頭に、米国を刺激するのを避ける思惑があるとの見方もある。

 閲兵式には金氏の娘、ジュエ氏が母親の李雪主(リ・ソルジュ)氏と共に出席した。

ホーム TOP