▲写真=UTOIMAGE

 中東情勢の悪化で各国は自国民の避難を進めているが、サウジアラビアを出発した日本政府チャーター機に韓国国民が搭乗していた事実が確認された。今回の避難協力は中東情勢悪化後、韓国と日本が在外国民保護で協力した初の事例だ。

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 サウジアラビア駐在の韓国大使館や韓国外交部(省に相当)などが11日に明らかにした。それによると前日夜10時50分(現地時間午後4時50分)、サウジアラビアのリヤド国際空港から日本の成田空港に向かった日本政府チャーター便に複数の韓国人が搭乗していた。

 韓国外交部は「このチャーター便には韓国国民11人と外国人配偶者1人が搭乗し、同日午後1時38分ごろに東京に到着した」と伝えた。韓国外交部は「今回の協力は『第三国における在外自国民保護協力』に関する覚書に基づき韓国外交部と日本の外務省、両国大使館の緊密な協力で実現した」と説明した。

 今回の協力は非常に緊迫した中で行われたという。日本政府も自国民の避難が最優先だが、余った座席を確保した上で韓国側と協議を行ったという。サウジアラビア駐在の韓国大使館は搭乗日の朝に現地滞在の韓国人に関連する内容を緊急に伝え搭乗申請を受け付けた。

 韓国外交部は中東に滞在する自国民の帰国を支援するため追加の対応も進めている。同日李在雄(イ・ジェウン)元韓国外交部報道官を団長とする政府合同迅速対応チームをサウジアラビアのリヤドに追加で派遣する予定だ。

 政府合同迅速対応チームは韓国外交部と警察庁から3人ずつの合計6人で構成され、現地の大使館などと協力し韓国国民の安全な帰国を支援する。現在イラク、クウェート、バーレーンなどでは領空封鎖により旅客機の運航が中断しているため、陸路でサウジアラビアに移動してから旅客機で帰国する人が増えているという。

 韓国外交部はさらにトルクメニスタン、エジプト、アラブ首長国連邦にも迅速対応チームを派遣し、現地に滞在する韓国人の支援を開始した。

 韓国外交部によると、中東14カ国に滞在中の韓国人は3月3日時点で約2万1000人だったが、その後1万4700人に減少した。特に現地居住者を除く短期滞在者はこの期間4100人から2100人とほぼ半分に減少したという。

キム・チュンリョン記者

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