▲イラスト=UTOIMAGE

 【NEWSIS】精子提供によって「選択的シングルマザー」となった米国の女性が、出産から1年後に自身の子どもに数十人の腹違いの兄弟姉妹がいることが分かったとして、そのエピソードが関心を集めている。

 英紙デイリーメールが11日に報じたところによると、米ロサンゼルスに住むジェス・ニューレンバーグさん(44)は3年前、パートナーのいない状態で子どもを持つことを決心し、精子バンクを通じて精子提供者を選び、妊娠した。

 ニューレンバーグさんは、米国の精子バンク「ザイテックス(Xytex)」で、自身の価値観に合うと判断した精子提供者を選び、複数回の体外受精を経て2024年に娘カイアちゃんを出産した。

 しかし出産から1年後、予想外の事実を知ってしまった。同じ精子提供者を利用した別の女性からフェイスブックのグループに招待されて参加したところ、自分の娘には腹違いの兄弟姉妹が47人いたことが分かったのだ。

 グループには、同じ精子提供者を通じて子どもを生んだ親が参加しており、ほとんどが同年代の子どもを育てていることが分かった。ニューレンバーグさんは「初めはとても驚いたけど、他のママたちと交流することが癒やしになった」「自分の子には一緒に暮らすきょうだいはいないけれど、一つのコミュニティーが生まれた」と話した。

 米国では、1人の精子提供者から何人の子どもが誕生しても、特に法的な制限がない。ただし一部の精子バンクは自主的に上限を設けており、ネット上では最大で数十人から80人ほどまで可能だという見方も出ている。

 実際に2023年には、ある精子提供者が自分の精子によって生まれた子ども約90人を確認したことが分かっている。

 ニューレンバーグさんは30代前半にパートナーと別れた後、将来に備えて卵子を凍結したが、その後解凍した卵子では妊娠に至らなかった。最終的に体外受精の道を選び、何度か試みた末に妊娠に成功した。

 ニューレンバーグさんは「初めて子どもの心臓の音を聞いたときは、一人で母親になるんだということを実感しました」「うれしさと怖さが同時に押し寄せてきました」と話した。

 出産自体も容易ではなかった。陣痛が始まると一人で病院に行かなければならず、出産も一人で頑張らなければならなかった。ニューレンバーグさんは「最も寂しいと感じながらも、同時に最も強くなったと感じた瞬間でした」と出産を振り返った。

 現在は子育てのサポートとしてベビーシッターを雇っており、育児関連で毎月かなりの費用がかかっているという。ニューレンバーグさんは「重要な決定を全て、自分一人で下さなければならないので、それが最も大変です」としながらも「それでもこの選択は十分に価値があります」と強調した。

キム・ヘギョン記者

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