【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、前日に2日間の日程を終えて閉会した最高人民会議(国会に相当)で、憲法改正に関する問題が議論されたと報じた。

 同通信によると、趙甬元(チョ・ヨンウォン)最高人民会議議長が「社会主義憲法」を「憲法」に改称することをはじめとする修正・補足内容を説明した後、審議を経て「朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法を修正補充することについて」と題した法令が採択された。 

 しかし、既存の憲法にある「統一」や「民族」などの表現が削除されたかどうかや、韓国との関係に関する条文が修正されたかどうかについては明らかにされなかった。

 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)も、この日の施政方針演説で「国家発展の必須の要求を反映」して憲法を修正したとのみ述べ、具体的な改正内容には言及しなかった。

 北朝鮮の憲法には「自主、平和統一、民族大団結の原則に基づき、祖国統一を実現するために闘争する」(第9条)などの内容が盛り込まれている。統一を放棄し、韓国を徹底的な「敵対国」と規定した現在の対韓政策とは相いれないため、このような条文を修正するのではないかという見方が出ていた。

 金正恩氏は2024年1月の最高人民会議の施政方針演説で、「韓国を徹頭徹尾、第一の敵対国、不変の主敵と見なす」と憲法条文に明記するよう改正を指示した。また、「朝鮮民主主義人民共和国の主権行使の領域を合法的かつ正確に規定するための法律的対策」が必要だとして領土、領空、領海に関する条項の制定を求めた。

 だが、その後実際に憲法が改正されたか、その場合どのように改正されたかなどは公表されていない。今回の最高人民会議で具体的な動きがあるとの見方もあったが、明らかにされなかった。

 北朝鮮は先月開催された第9回朝鮮労働党大会でも、党の規約を改正する際に南北関係に関する条文の修正有無を公表しなかった。

 一方、金正恩氏は党大会での事業総括報告に続き、今回の最高人民会議の施政方針演説でも南北を「敵対的な二つの国家」と改めて規定した。同氏は演説で「韓国を最も敵対的な国として認定し、最も明白な言辞と行動で徹底的に排斥、無視し、わが共和国を脅かす韓国の行為に対しては躊躇(ちゅうちょ)なく無慈悲にその代償を払わせる」と述べた。

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