【ソウル聯合ニュース】韓国政府は24日、日本の高校教科書が韓国固有の領土である独島に対する領有権の主張を踏襲し、植民地支配されていた朝鮮半島における日本の加害の歴史を薄める方向で記述したことに対し、抗議の声明を出した。

 外交部は報道官声明で「日本政府が自国中心の歴史観に基づき、過去の歴史的事実を歪曲(わいきょく)した高校教科書を検定に合格させたことに強く抗議し、即時是正を求める」と非難した。

 外交部は、歴史的、地理的、国際法的に韓国固有の領土である独島に対し「根拠のない主張が盛り込まれた教科書を日本政府が再び検定合格させたことに強く抗議し、独島に対する日本のいかなる不当な主張も受容できないことを明確にする」とした。

 また政府は当該教科書が旧日本軍の慰安婦被害者や徴用問題の強制性を希釈するなど、歪曲された歴史記述を含んでいることに強い遺憾を表明したうえで、日本政府がこれまで自ら明らかにしてきた歴史に関する謝罪と反省の精神にのっとり、歴史教育に臨むよう改めて促した。

 韓日両国の未来志向の関係構築のためには、次世代の正しい歴史認識が土台となるべきだとし、日本政府が歴史を直視し、歴史教育においてより責任ある姿勢を示すよう望むと強調した。

 外交部はこの日、在韓日本大使館の松尾裕敬総括公使を呼んで抗議した。

 文部科学省は24日、2027年度から学校現場で使われる教科書検定の結果を公表した。「地理歴史」などの教科書のほとんどは、前回の検定に合格した教科書と同様に、独島の領有権を主張する日本政府の見解が盛り込まれた。また徴用や慰安婦に関連して強制性がなかったとする趣旨の記述も強まっている。

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